外国人に自慢できる神奈川フォトコンテスト

最優秀賞

shomyoji in the snow
「shomyoji in the snow」(横浜市金沢区・称名寺)  岡 本 峰 彦さん

講評  この作品には雪の日にそこに行く行動力(必然性)と自然の変化(偶然性)を逃さなかった作者の力量が感じられます。技術的にもピントの甘さ、ブレなどなく、一枚の写真から神奈川の中にあって日本をイメージさせる素晴らしい作品です。

優秀賞

古都の秋
「古都の秋」(鎌倉市・円覚寺)  chokoさん

講評  修行僧と紅葉。冬に向かう前の秋の日。静寂の中に厳しさが伝わってくる僧侶の後ろ姿。心の平安を願う日本人や外国人には禅の心が、とても興味深く感じられると思います。


春満開
「春 満 開」(小田原市・小田原城)  小 澤 繁 治 さん

講評 小田原城と桜がとても自然に表現されています。湘南の海風に誘われてのんびりと訪れたい春の風景です。四季の良さが表現されている優しい一枚です。


丹沢から見える富士山
「丹沢から見える富士山」(丹沢・檜洞丸)  umikawaさん

講評 美しい山岳写真になります。誰でもが観られる風景ではありません。
自然の厳しさを超えての山への愛情を感じます。ブレが起こりやすい機材を使用していますが、技術力で素晴らしい写真に仕上がっています。


富士のシルエット
「富士のシルエット」(横浜市・みなとみらい地区)  池 田 光 夫 さん

講評

これぞ横浜。とても綺麗です。
夕景とイルミネーションの露出バランスが完璧です。


大根農家と富士山とそしてスーパーカー
「大根農家と富士山とそしてスーパーカー」(三浦半島)  掃 部 義 幸 さん

講評 神奈川には、昔から変わらないこんな風景がまだあるんですよ。
人間が手作業で丁寧に収穫している心に残る風景です。  こんなメッセージが感じられます。


浜降祭
「浜降祭」(寒川町・寒川神社参道) 若 林 航 さん

講評 動きのあるお祭りを、とても神々しく捉えた一枚です。
光の当たり方と露出のバランスで、神秘的な作品に仕上げたところは素晴らしいですね。


審査員奨励賞

ミステリーサークル
「ミステリーサークル」(横浜市・みなとみらい地区)   大 石 良 則 さん

講評 建築の造形を広角レンズでより強く強調しています。
暗部を画面の上部に配置することで、橋梁の力強さを表現することに成功しています。


悠久の輝き
「悠久の輝き」 (箱根町・大観山)  清 水 隆 さん

講評 北極星と星の軌道。富士山がとても小さく宇宙の大きさを感じさせます。
風景写真の範疇に、天体写真としての神奈川を加えて、新しい作品表現に仕上がっています。


冬晴れの三浦海岸
「冬晴れの三浦海岸」(三浦市・三浦海岸)  宮 田 敏 幸 さん

講評 逆光のハレーションを光軸で上手くコントロールしています。
三浦海岸に強い太陽光で大根がキラキラ輝いています。とても清々しい気持ちの良い写真です。
  


シーキャンドル
「シーキャンドル」(藤沢市・江の島)  末 谷 彰 さん

講評 自然の色と人工の色の共演。どちらも捨てがたい宝物です。
富士山が江の島のシーキャンドルをそっと見守っている感じがします。
  


二人の時間
「二人の時間」(藤沢市・片瀬海岸西浜)  hitomi さん

講評 初々しい写真です。いろんな写真の撮り方をチャレンジしてください。
簡単なスナップ写真のようですが、感覚的に優れた自然に撮れた一枚だと思います。スマホを使ってどんどん遊びましょう。
  


日本画のような風景
「日本画のような風景」(逗子市・逗子郷土資料館)  川 瀬 閑 人 さん

講評 白黒写真に着色した昭和初期の写真風のノスタルジックな写真です。
富士山をなんとなくイメージさせる心に染みる日本絵画のようです。なかなか手の込んだ作品です。


神奈川ならではの風景部門

相模の大凧祭り
「相模の大凧祭り」(相模原市・相模川河川敷)  松 本 良 人 さん

講評 大凧、男たちの後ろ姿にスケールの大きさと力強さを感じます。
掛け声が伝わってくる気がします。


立石夕照
「立石夕照」 (横須賀市・秋谷立石海岸)  kidskatsuyさん

講評 夕日が沈む海岸。前景のシルエットの左右の大岩と松が全体を引き締め、富士山を際立たせています。
とても日本的な風景です。


インフラツーリズム部門


彩りの秋
「彩りの秋」 (秦野市・戸川公園)  choko さん

講評 前景の赤い紅葉と白い吊り橋、青空のコントラストがとても清々しく画面を均等なバランスで配置されています。
自然と建築物が共存して公園のトータルインフラツーリズム事業のアート性も素晴らしい神奈川を表現できています。


宮ケ瀬レイクライン
「宮ケ瀬レイクライン」 (清川村・宮ケ瀬湖)  Sky Plus さん

講評 対角線に配置した構図に影が重なりとても綺麗な絵に仕上がっています。
画面全体もとても整理されています。神奈川のインフラ事業の完成度の高さを表現できています。
カワイイPHOTO部門


風薫るハナノクニ
「風薫るハナノクニ」 (横須賀市・くりはま花の国)  hana さん

講評 ソフトフォーカスの効果がハイライトとシャドーに上手に効いています。
鯉のぼりの躍動感にも一役かっています。ポエジーな可愛らしさが全体に漂っています。


横浜の象徴
「横浜の象徴」 (横浜市・山下公園) 佐 野 亜 紀 さん

講評 淡い色合いと優しい光が横浜の港をハイキーな現代風な作風に演出しています。
「ふわっとした」色合いで可愛らしさが写真から伝わってきます。
【総 評】

 「外国人に自慢できる神奈川フォトコンテスト」に応募していただきありがとうございました。
 優秀な作品が多い中、選考する方としても大変悩みました。特に今回は、「外国人に自慢できる神奈川」がキーワードになり、日本人が思う美しさに加えて、外国にはない神奈川の風景や自慢できる風景を考えて探し(ロケハン)作品にするという、幾つかのアプローチが必要になったと思います。
 デジタルカメラの進歩により技術的な面はカメラに任せられて誰でもが綺麗な写真が撮れるようになりました。
 反面、ピントがある写真、写っている写真ではなく作者の適正露出が伝わってくる写真などに加えて、感性と画面の構成力、一歩踏み込んだアングルの選び方、少し我慢した光の使い方、構図や画面の切り取り方が重要な要素になってきました。
そして、写真で表現することに必要な技術力、チャンスを逃さない瞬発力と忍耐力。
最終的には、神奈川を愛する郷土愛が写真で伝わってくる作品を選考させていただきました。

 最後になりましたが、これからも楽しい写真ライフをお過ごしください。

総評・講評:箱根写真美術館 館長 遠藤 桂 

 箱根写真美術館ホームページはこちらから