大山阿夫利神社で心を整え、ヨガで身体を整える「大山モーニングヨガ」

神奈川県伊勢原市、大山阿夫利神社（おおやまあふりじんじゃ）が鎮座する大山は古くから霊山として信仰を集め、現在も1年を通して多くの人々が参拝に訪れています。

大山の標高は1252m、ピラミッド型の美しい山容で、春は桜、初夏は新緑、秋には紅葉が楽しめ、江の島、相模湾、三浦半島、伊豆大島、房総半島などが一望できる景勝地としても人気です。

とりわけ秋の紅葉シーズンには早朝から登山客でにぎわい、山の中腹にある大山阿夫利神社下社まで6分で上がれるケーブルカーは1日中、乗客が絶えることがありません。

かつて、人々は身も心も無垢清浄になろうという祈りの言葉「六根清浄」を掛け声にして大山山頂を目指し、大山詣り（おおやままいり）をしました。

「大山モーニングヨガ」は、ヨガのエクササイズとして「六根清浄」を祈念する新しいカタチの大山詣りです。

参加者は大山の豊かな自然の中で呼吸や姿勢を整えながらゆっくりとマイペースで山の中腹にある大山阿夫利神社下社を目指し、境内にある参集殿洗心閣でのヨガ体験、そして名物大山とうふの食事まで、心と身体を調和させて健康を保つ新しいヨガの楽しみ方の提案です。

今回、ヨガを教えてくれるのはTAKAさんとYukieさん。

TAKAさんは、格闘家からヨガインストラクターに転身した異色の経歴の持ち主で、「ヨガで地域振興」をライフワークとし、現在は大和市を起点にさまざまなヨガイベントを実施しています。

Yukieさんは、アメリカ生まれのセルフヒーリングダンスプログラムNia（ニア）の神奈川県唯一の認定講師で、高校生から80代まで幅広い年齢層の方にレッスンを行っています。

今回のプログラムでは、TAKAさんとYukieさんが、歴史ある大山詣りの山歩きをご一緒し、大山阿夫利神社下社で参拝のあと、ヨガレッスンを行います。

●スケジュール（例）
1日目　宿舎プランの方は宿舎（古宮旅館）に集合
　　　  夕食後、夜ヨガイベントを予定
2日目　宿舎（古宮旅館）から出発
7:45　  宿舎入口集合、大山阿夫利神社下社に向けて徒歩にて出発
8:00　  宿泊なしの方は、大山ケーブル駅バス停にて合流・出発
9:15　  下社到着、特別参拝
9:45　  参集殿洗心閣にて大山モーニングヨガ開始
10:45　モーニングヨガ終了
11:00　大山阿夫利神社下社駅よりケーブルにて下山
11:20　古宮旅館で食事（大山豆腐）
　　　  食事後、解散

本プランは宿泊プランと日帰りプランの2通り。
「大山モーニングヨガ」宿泊パッケージは、宿泊と大山阿夫利神社下社までの早朝山歩きと特別参拝、ヨガ体験、そして大山とうふの食事がセットになったツアーです。

前夜は大山阿夫利神社・大山寺の麓で、参拝者を迎え入れてきた古宮旅館　宿坊で宿泊し、翌朝の早い出発に備えます。
宿泊プランは先着3グループまでの限定プラン。

夕食はゆば鍋を中心としたお豆腐料理をご提供、夕食後はYukieさんによる、キャンドルに囲まれてヨガを行う、「キャンドルナイトヨガ」を体験できます。
ロマンチックな雰囲気でのヨガに気分が高まること間違いなし。

翌朝、ヨガインストラクターのYukieさんとともに大山阿夫利神社下社を目指して７時45分に宿を出発します。

出発して約5分、大山ケーブル駅のバス停で日帰りコースの皆様とTAKAさんと合流します。

ゆっくり身体を坂道になじませ、呼吸を整えながら女坂の山歩きへと向かいます。

半分程度登ったところで休憩を兼ねて大山寺に参拝、さらに道中ところどころに点在する女坂の七不思議を見たりしながら、一時間少々の山登りを終え、大山阿夫利神社下社に到着します。

一時間程度の坂道と石の階段が続く山歩きは歩道も整備され、登山ほどの装備は必要なく、スニーカーでも参加可能です。

下社では、参加者全員で昇殿して特別参拝を行い、御朱印を授かります。

神社から見下ろす相模湾、三浦半島、江の島等の絶景を前にすがすがしい空気を感じるとここまでの疲れも和らいできます。

参拝のあとは境内にある参集殿洗心閣を特別にお借りして、TAKAさんによる大山モーニングヨガのレッスンを体験していただきます。

山歩きで疲れた筋肉を静めつつ、心のバランスを整えていきます。古くからの信仰の山、大山でのヨガをお楽しみください。

そして、下りはケーブルカーで。

宿坊に戻り、身も心も整った後にいただくお食事のメインは大山の清らかな湧き水で育くまれた名物「大山のとうふ」。

植物由来の良質な「大豆たんぱく質」を湯豆腐、湯葉、がんもどき、豆乳等いろいろな味わい方を楽しみつつ、身体を整えられるという大山だからこそできるトータルフィットネスプログラムとなっています。

ヨガを楽しむ機会として、大山モーニングヨガをとりいれてみませんか？

この記事を書いたライター

旅ナカラボ合同会社
代表　観光新規事業開発支援プロデューサー
野添幸太
「日本の旅をもっと便利に、もっとおもしろく、アップデートする」がミッション。
小田原を拠点に観光新規事業開発プロデューサーとして、観光コンテンツ企画開発支援と観光情報発信支援を行っています。