かながわの花の名所100選に選ばれた桜【花のコラム】
綾瀬市の城山公園は、桜の名所として知られ「かながわの花の名所100選」にも選ばれました。後楽園より一回り広い園内は、市民の憩いの公園として親しまれています。
■紹介するスポット
綾瀬市の城山公園の桜
※本コラムは、かながわガイド協議会構成団体である「綾瀬市史跡ガイドボランティアの会」より寄稿いただきました。
城山公園は弥生時代から近世まで人の営みが続き、特に鎌倉幕府源頼朝氏の御家人として活躍した渋谷重国氏一族ゆかりの城跡として名を残しています。城跡の地形を利用した周回道に沿って、ソメイヨシノ、山桜、河津桜100本が植えられ、歩きながら桜を愛でられるように工夫されています。
中央の広い芝地の周りに傾斜を利用した花木園、遊戯広場、日本庭園、炊事棟、駐車場が配置され、多角的な公園になっています。子供からお年寄りまで快適、安全に過ごせる公園です。季節に合わせて散歩等を楽しむ姿が見られます。
桜は大木が多く、盛りには花枝が地面まで垂れ下がり、子供の目の高さで花を見つけることができます。城山と桜のマッチングは歴史の温かさ、深さを感じられるようです。明治に活躍した渋谷氏末裔の「早川城址東郷元帥祖先発祥之地」の石碑が桜の木の中にたたずむ景色も見ることが出来ます。
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