厚木 四季折々楽しめる花の紹介【歴旅コラム】
厚木は、背後に丹沢山塊の東の端山を控えた自然豊かな街です。野山の花や都市型公園の花々、地元の人々が育てた花など、四季折々の花を楽しむことができます。
不動尻のミツマタ
春先には、不動尻のミツマタが咲き始め、三つ又の枝先に小さな花が集まって毬の様に咲く可憐な花と、良い香りを楽しむことが出来ます。
不動尻は、広沢寺温泉から厚木市森林セラピー基地に指定されている二の足林道セラピーロードを歩いて約90 分、大山と大山三峰の分岐点で、かつては県立不動尻キャンプ場があったところです。ミツマタはキャンプ場に植えられていたものから自生化して次第に広がったともいわれています。今では大山へ続く斜面一面に咲いている群生地です。
花の見ごろは3月中旬から4月で、ハイキングをしながら様々な山野草とミツマタを同時に楽しむことができます。
<不動尻までのアクセス> 厚木バスセンター発 広沢寺温泉行き終点下車徒歩90分
あつぎつつじの丘公園のつつじ
つつじの見どころの、あつぎつつじの丘公園は広さが13.7haで園内のつつじの種類はオオムラサキ、キリシマツツジ、リュウキュウツツジ、アケボノツツジ、ヒラドツツジ(赤・白)、ヤマツツジなど5万2千本のつつじが5月上旬に見ごろを迎えます。
園内のつつじは、市民の植樹によるもので見事なつつじの公園となりました。公園内は、散歩にちょうど良い遊歩道が整備されています。
<つつじの丘公園までのアクセス>厚木バスセンター発 森の里行き 森の里5丁目下車
飯山花の里 ザル菊
秋の花の見どころとして、飯山観音前バス停からすぐの庫裡橋付近のあつぎ飯山花の里には、地元の人々が育てたザル菊が咲きます。11月上旬の見ごろになる時期には、花まつりの開催もあります。
また、ここでは5月上旬にはポピーが花を咲かせ、ポピー祭りでも賑わいます。
<飯山観音までのアクセス>本厚木駅北口発 宮ケ瀬・上飯山行き 飯山観音前下車
荻野運動公園のコスモス
コスモスの見どころは、庫裡橋から約2km離れた、荻野運動公園内の野草園に続くながめの丘で1万2千平方メートルの広さの丘にコスモスが咲き乱れます。コスモスの見ごろは11月上旬から下旬までです。
ながめの丘の春先3月には菜の花、4月から5月はネモフィラの可憐な姿に装いを変えています。
野草園は、約3万4千平方メートルの敷地に、12月から2月の冬季は休園ですが、それ以外の時期の園内では200種類、8万株あまりの野草があり、野草の観賞と森林浴に最適な場所です。
<荻野運動公園までのアクセス>本厚木駅北口発 鳶尾団地・まつがげ台・半原行き 稲荷木下車
記事提供:あつぎ観光ボランティアガイド協会
(記事公開日:2020/12/18)