三月三日の桃の節句に行われる「雛祭り」は、平安時代にまで起源がさかのぼるといわれています。
江戸時代に入ってからは年中行事として定着しました。

鎌倉国宝館のコレクションは、江戸時代の享保年間より流行した享保雛や製作年の分かる古今雛、
ミニチュア調度品など多様な作品を取り揃えています。

年に一度の本展で、可愛らしい雛人形の数々をご覧いただくとともに、
それらを大切にしてきた人々にも思いを馳せていただければ幸いです。