大磯の左義長はセエノカミサン(道祖神)の火祭りで、セエトバレエ、ドンドヤキとも呼ばれており、国の重要無形民俗文化財に
指定されています。

由来は、昔この辺りで目一つ小僧と呼ばれる厄神が、村人のおこないを帳面に書いてまわっていたところ、
夜が明けてしまい慌てて帳面をセエノカミサンに預け、そのまま帰ってしまい、帳面を預かったセエノカミサンは困り果て、
自分の家とともに帳面を燃やしてしまいました。これがセエトバレエ(左義長)の始まりと言われています。


祭り当日は、町内各所のおんべ竹やお仮屋などを片付け、集められたお飾りや縁起物を浜辺に運んで9つの大きな円錐型のサイトが
作られます。日が暮れると9つのサイトに火が入れられ、この火で団子を焼いて食べると風邪をひかない、燃やした書き初めが
高く舞い上がると腕が上がる、松の燃えさしを持ち帰って屋根に載せておくと火災除けのまじないになるともいいます。
 

〇日 程:2025年1月12日(日) ※火入れは午後6時30分から
〇場 所:大磯北浜海岸(大磯町大磯1990番地先)