<箱根エリア>「小田原おでん」×「日本酒」
神奈川の各エリアの美味しいお酒とメシ、アテを探しにいきませんか。海、川、山の多彩な自然、歴史・文化が多様な神奈川には、作り手のこだわりが伝わるお酒、素材の味を活かした美味しいつまみがいっぱい。自分だけの最高の組み合わせが、きっと見つかります。
箱根エリアは、古くから東海道の要衝として栄えてきました。日本を代表する温泉地・箱根、城下町・宿場町として栄えた小田原など、歴史・文化、そして自然などの見どころが満載。今回は街おこしとしてスタートした「小田原おでん」と地元の「日本酒」を楽しみましょう。
小田原の魅力、街の人々の想いが、ぎゅっと凝縮された味わい深さ。
「小田原おでん」は20年ほど前、100年以上続くかまぼこ作りの伝統技術と、小田原の豊富な海の幸・山の幸を活かした街おこしとしてスタート。「小田原おでん本店」はその中心となるお店です。
店舗はもともとかまぼこ店を経営していた経営者の自宅を改装したもの。店内は土と木のぬくもりを感じる落ち着いた空間となっています。
おでんの出汁は、小田原で古くから続く、かつおぶし屋さんから仕入れた鰹節と昆布から丁寧にとられたもの。種は小田原市内10社からそれぞれの得意とする種を提供してもらうのに加えて、春には市民が、秋には取扱店やメーカーがアイデアを競うコンテスト入選作品を加えて常時45種類以上。薬味はからし、小田原名産の梅を使った梅みそ、ワサビ醤油の3種類。
種をどれにするか、薬味は何にするか、選ぶのもまた楽しく悩ましい、贅沢な時間です。
●小田原おでん本店からのメッセージ…代表取締役 渡辺 智さん
小田原は海の幸も、山の幸も豊富。伝統的なかまぼこ製造の技術もある。そして小田原の皆さんの地元への愛があります。この魅力を一つのお鍋の中に入れたのが、小田原おでん。最初はおでんとお酒を楽しく召し上がっていただき、伝統技術や市民が一つになって街を楽しくつくっている取組みなどを知っていただき、2回目、3回目と足を運んでいただけると嬉しいです。
おでんの出汁にあう、個性的な日本酒が勢ぞろい。
おでんとの相性がバツグンの日本酒をご紹介します。おでんの出汁を日本酒で割る「出汁割り※」も楽しめます。
●中沢酒造(1825年創業/足柄上郡松田町)
江戸時代は小田原藩の御用商人として、お酒を献上してきた歴史を持つ酒蔵。藩主から名をいただいた「松美酉(松みどり)」は昔ながらの製法にこだわり、全量手造りで丁寧に造られています。
●川西屋酒造店(1897年創業/足柄上郡山北町)
日本酒が食べ物の旨みを引き出し、食べ物が酒の味わいを高めるという「調和」を大切にしている蔵元。代表銘柄「丹沢山」は、地元の米で純米吟醸酒を造りたいという蔵元に、農家が協力して造り上げました。
●井上酒造 (1789年創業/足柄上郡大井町)
創業1789年。当時、農業を営んでいた創業者が、小田原に向かう途中で石につまずいたそうです。その石の形が「徳利」に似ていたことから酒造りが始まったというストーリーを持つ7代230年以上続く神奈川県でも屈指の老舗の蔵元です。
※基本的には「裏メニュー」となっておりますので、ランチタイムの繁忙時など、提供が難しい場合もございます。
組み合わせは無限大?!小田原の歴史・伝統技術のコラボレーション。
「だいこん」×「わさび醤油」×「松みどり」
出汁がよく染みたホクホク、アツアツの「だいこん」には、ピリっとパンチの効いたわさび醤油をのせて。お酒は飲みやすく、お米の旨味も感じられる「松みどり」をクイっと。
「すじ鉾」×「梅みそ」×「丹沢山」
ムチムチした食感の昔ながらの小田原ならではのかまぼこ「すじ鉾」。薬味には小田原名産の梅を使った梅みそをチョイス。「丹沢山」の清らかな、すっきりした味わいが良く合います。
「ゆず入りソフト鶏つみれ」×「からし」×「箱根山」
鶏肉とすり身をあわせ、ゆずを入れてさっぱりした味わいの鶏つみれ。お子さまにも人気のおでん種です。「鶏つみれ」を「からし」と旨味と酸味のバランスの良い「箱根山」でいただくのが大人の楽しみ。
食×旅のデジタルスタンプラリー
Column
グルめぐり、かながわ。
●開催期間●
2024年10月7日(月)〜2024年12月26日(木)