朝一番、湖上の紅葉ひとりじめ!「かどや食堂」の朝弁当と相模湖特別遊覧船
四季それぞれ、あらゆる世代が楽しめる相模湖の魅力
相模湖は東京から車でも電車でも約1時間で来ることができる森と湖のリゾート。
昭和22年に相模ダムによって、相模川の急峻な谷間をせきとめて造られた人造湖です。
そのため、まわりの山々にさえぎられた湖には強い風が入り込みにくく、湖面は常に穏やかです。
相模湖公園には車で10分ほどのところにあるさがみ湖MORI MORI(旧さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト)の行き帰りに立ち寄るファミリーも多く、山々の景色が写る湖面を眺めつつ、芝生広場でくつろいだり、遊覧船やボート遊びを楽しむことができます。
遊覧船からしか見ることができない秋の紅葉絶景スポット
春は桜、夏は花火大会やバーベキュー、秋の紅葉、そして冬はワカサギ釣りなど、相模湖には四季を通じてそれぞれの楽しみ方がありますが、紅葉シーズンはとりわけ人気が高く、11月下旬から12月上旬の週末や連休には多くの観光客でにぎわいます。
相模湖公園を散策しながら紅葉を楽しむ方も多いですが、実は、遊覧船からしか見ることができない絶景があることをご存知ですか?
相模湖を囲む山々は、急峻な地形のため、その全貌を地上から捉えることはなかなか難しいのです。
地元の遊覧船を営む振興ボートの山本さんに聞いたところ、「やっぱり遊覧船からの眺めが一番なんですよね!!」ということ。
朝の光に映える勝瀬橋周辺の紅葉や、夕方の日差しを受けた嵐山と相模湖大橋は、特に絵になるそうです。
朝一番の相模湖を独り占め!朝弁当付き紅葉クルーズのご案内
相模湖の美しい紅葉をゆったりと楽しみたい方へ。
朝8時30分、他の遊覧船に先駆けて出航する特別なクルーズをご用意しました。
くじらの口にあたる一階は船室で、背中部分は観覧席というユニークな船体の昭和レトロな遊覧船「くじら丸」で、湖上をゆったりと巡ります。
まずは朝の光があたる湖の西側、勝瀬橋周辺の紅葉スポットへ。
相模川上流から続く両岸の森には黄色や赤、オレンジの紅葉が広がり、静かな湖面に鏡のように映しだされる中をゆっくり進んでいきます。
この景色を静寂な湖上から独り占めできるのは、このツアーならでは。
その後は、相模湖を代表する観光スポット、相模湖大橋と嵐山を望む湖の東側へ。
雄大な景色を眺めながら、ゆったりとした約40分のクルーズを楽しみます。
この時期に心配なのは寒さ対策。船室内は暖かく、ひざ掛けもご用意していますのでご安心ください。
地元の味がギュッと詰まった「かどや食堂」の朝弁当
遊覧船の中でいただく朝ごはんのお弁当を提供してくれるのは、JR相模湖駅の目の前にあり昭和23年創業の「かどや食堂」さん。
こだわりはお弁当を作ってくださる店主のまきえさんが「地元で守り続けてきた相模湖の特産品で、粒が大きくて甘みが強いんです」とおすすめの津久井在来大豆。
今回は、この貴重な大豆をふっくらと炊き上げた豆ごはんをおにぎりとしてご提供します。
そしてメインのおかずは、この時期に相模湖で旬を迎えるサクッと上がった衣もおいしいワカサギのフライ。
ほかにも「かどや食堂」自慢のお料理がぎっしり。
肌寒い季節ですから、船内でも温かくいただけるスープもご用意します。
ぜひ、湖上の景色とともに、相模湖の秋の味覚をご堪能ください。
紅葉の映えスポットは船から見る景色が最高の相模湖大橋と嵐山
ゆっくりと移動しながら朝ごはんを召し上がったいただいたあと、湖上遊覧は後半へ。
相模ダムの手前にあるアーチの美しい相模湖大橋、そしてこんもりとそびえる嵐山の紅葉景色、その山の端を抜ける昭和レトロなデザインの嵐山隧道が1枚に収まる絶好の写真エリアへと船をすすめてまいります。
紅葉時期に一番観光客が集まり、SNSの投稿が一番多い場所ではありますが、もちろん勝瀬橋のエリアと同様に、この景色は遊覧船に乗った方だけしか撮ることはできません。
水面に反射する紅葉の色づきとともに、記念に残したい1枚となることでしょう。
相模湖の朝、特別な体験を
早朝の相模湖は、普段とは違う、静かで美しい表情を見せてくれます。
朝日が水面に反射し、色鮮やかに輝く紅葉は、まるで絵画のよう。
少し早起きして相模湖に集まっていただき、美しい景色を眺めながら、ゆったりと朝食を楽しんでみてはいかがでしょう。
混雑を避け、自分だけの時間を過ごしたい方におすすめです。
この記事を書いたライター
旅ナカラボ合同会社
代表 観光新規事業開発支援プロデューサー
野添幸太
「日本の旅をもっと便利に、もっとおもしろく、アップデートする」がミッション。
小田原を拠点に観光新規事業開発プロデューサーとして、観光コンテンツ企画開発支援と観光情報発信支援を行っています。