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線路沿いの河津桜並木は圧巻! 三浦海岸【花のコラム】

線路沿いの河津桜並木は圧巻! 三浦海岸【花のコラム】

早咲きで濃いピンクが特徴の河津桜は、2月上旬から3月上旬までが見頃です。
京浜急行の三浦海岸から三崎口までの線路沿いの並木や小松ヶ池のほとりに約1,000本の河津桜が咲き誇ります。

■紹介するスポット
三浦海岸の河津桜

※本コラムは、かながわガイド協議会構成団体である「みうらガイド協会」より寄稿いただきました。

菜の花と河津桜の饗宴、河津桜並木

三浦海岸からの線路沿いの並木道は、河津桜のピンクと足元の菜の花の黄色のコントラストが映えます。
途中の坂を登ると河津桜の間から富士山が見えるスポットもありますよ。
更に並木道を進んでいくと、今では珍しい電話ボックスがある小松ヶ池公園へ。
ここはトイレも設置されていて、シートを敷いてお花見を楽しむ人もいます。

なお、河津桜は、カンヒザクラ(寒緋桜)とオオシマザクラ(大島桜)の自然交配種と推定される品種で、静岡県加茂郡河津町で原木が発見されたことから「河津桜」と命名されました。
「三浦海岸まちなみ事業協議会」が町おこしのために1999年に河津町から苗を買って植え、そこから続いてきた三浦海岸桜まつりは、2025年には21回を数えます。

京急の赤い電車が映える河津桜

濃いピンクの河津桜をバックに京急の赤い電車を撮るのも定番です。
(陸橋は車道と隣接しており危険なため、桜まつりの期間中陸橋は目隠しされています。)
※撮影の際は、マナーを守りお気に入りの写真を撮ってください。

池に写る河津桜、小松ヶ池

線路沿いの河津桜並木の途中の階段を下りて小松ヶ池へ。
池のほとりの河津桜も綺麗ですが、池に写る河津桜を一緒に撮ると違った雰囲気の写真になりますよ。

小松ヶ池は様々な野鳥が見られる穏やかな池ですが、悲しい話が伝わっています。
昔、「お松」という働き者の嫁がいました。姑は息子夫婦の仲睦まじさをねたみ、息子の留守に一人では無理なほどの田植えをお松に言いつけました。お松は一所懸命田植えをしましたが終らず、太陽が沈まぬよう神に祈りました。
すると不思議なことに、沈もうとしていた太陽がにわかに戻り、お松は無事に田植えを終えることができましたが、力尽き田んぼの中に倒れてしまいました。
それ以来、その田んぼでは稲が実らず、夜になると赤ん坊の泣き声が聞こえるようになったということです。

夕焼けに映える小松ヶ池

夕方、人が少なくなった頃に行くのもおススメ。夕焼けが映える小松ヶ池は幻想的です。
ロマンティックな雰囲気があるのか、ここでウエディングの前撮りをするカップルもいますよ。
小松ヶ池のポイントはもう一つ、桜まつりの期間中、屋台が出てにぎわうことです。ここで一休みしてはどうでしょうか。

ライトアップされた河津桜、三浦海岸駅前

三浦海岸駅周辺の河津桜も見応えがありますよ。
特に、夜になってライトアップされた河津桜は幻想的。昼間とは違った美しさです。
駅前広場にはテント村が開設されて、新鮮な野菜をはじめとした三浦の特産品が販売されているので、お土産に買ってみてはいかがでしょうか。

駅前から徒歩1分、南下浦コミュニティーセンター(チェルSeaみうら)の入口には「海防陣屋跡」の石碑があります。
「海防陣屋」とは異国船の渡来に備え、幕府が命じたことによりできた拠点のことで、彦根藩が最初に江戸湾の警備を担当していました。
ペリーが来航した頃は、長州藩が防備を担っており、陣屋内の医師によって集団種痘(天然痘の予防接種)が行われた記録も残ります。
若き日の桂小五郎(21歳)、伊藤博文(16歳)も任務についていました。

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