よこすか西海岸の小さな島、天神島を探索しよう【花のコラム】
天神島は天神橋で繋がる陸続きのような小さな島。
ビジターセンターが整備された臨海自然教育園になっており、海岸林に囲まれた花畑と波しぶきが跳ねる磯浜を同時に体験できるスポットです。
■紹介するスポット
天神島臨海自然教育園
※本コラムは、かながわガイド協議会構成団体である「NPO法人 よこすかシティガイド協会」より寄稿いただきました。
相模湾の潮の香りが漂う園内
相模湾に臨む天神島は常に塩を含んだ強風と、照りつける強い日差しにさらされていますが、豊富な海浜植物と海洋生物が状態良く保存されています。
間近で実物を観察することができるので学習の場として訪れる人も多くみられます。
潮の香りが漂う園内には保全された海浜植物の花畑があり、この島は【ハマユウ】が咲いています。
磯浜の潮だまりでカニやヤドカリなどを見つけて戯れる子供の姿もあり、家族連れで一日中楽しむことができる打ってつけの場所です。
天候に恵まれれば湾の向こうに富士山が姿を現し、夕陽が空を真っ赤に染めて海に落ちていく日没は息をのむ光景で、ぜひ見てもらいたい光景です。
間近で実物を観察することができるので学習の場として訪れる人も多くみられます。
潮の香りが漂う園内には保全された海浜植物の花畑があり、この島は【ハマユウ】が咲いています。
磯浜の潮だまりでカニやヤドカリなどを見つけて戯れる子供の姿もあり、家族連れで一日中楽しむことができる打ってつけの場所です。
天候に恵まれれば湾の向こうに富士山が姿を現し、夕陽が空を真っ赤に染めて海に落ちていく日没は息をのむ光景で、ぜひ見てもらいたい光景です。
ハマオモトの北限の自生地
ハマオモトは天神島の代表的な海浜植物で、暖かな地を好む植物。天神島はハマオモトが咲く国内の北限といわれおり、名称は葉の形が万年青(オモト)に似ていることから付けられた和名です。
また、ハマオモトは古来から一般的に浜木綿(ハマユウ)との別名でも呼ばれ、神奈川県指定の天然記念物になっています。
横須賀市は1977年に市民投票を行い、ハマユウを「市の花」として選定し、「市の歌」では「北限に匂うハマユウ」と歌われ、大いに市民に親しまれています。
また、ハマオモトは古来から一般的に浜木綿(ハマユウ)との別名でも呼ばれ、神奈川県指定の天然記念物になっています。
横須賀市は1977年に市民投票を行い、ハマユウを「市の花」として選定し、「市の歌」では「北限に匂うハマユウ」と歌われ、大いに市民に親しまれています。
海流に乗って分布を広げる植物
ハマオモトの大きな帯状の葉は、多肉質で光沢のある細長い形をしていて雄大です。
夕方に開花してから芳香を発しはじめ、夜になるにつれ強くなります。
果実は球形で、浜辺で育ったコルク質の大きな種子は海流に乗って分布領域を広げていくといわれています。
夕方に開花してから芳香を発しはじめ、夜になるにつれ強くなります。
果実は球形で、浜辺で育ったコルク質の大きな種子は海流に乗って分布領域を広げていくといわれています。
ユリのように美しい花ハマカンゾウ
ハマカンゾウは夏の海や海浜の草原に咲いていて、三浦半島ではしばしば見かける花です。
地下茎を延ばして増えるので一斉に咲くことがあり、花弁はオレンジ色に赤が入ったような色合いで、変化に富んだ花色は見た目も非常に美しいです。
また、肉質が厚く、細くて長い葉は濃緑色で冬でも枯れることがありません。
地下茎を延ばして増えるので一斉に咲くことがあり、花弁はオレンジ色に赤が入ったような色合いで、変化に富んだ花色は見た目も非常に美しいです。
また、肉質が厚く、細くて長い葉は濃緑色で冬でも枯れることがありません。
空に向かって咲くハマカンゾウ
ハマカンゾウの特徴は雌しべや雄しべが空に向かって上向きに曲がって咲くことで、まるで「私の美形を見ておくれ」と謂わんばかりに咲き誇ります。
ハマユウと同じく暖かな地域を好む植物で、神奈川県が自生の北限といわれています。
花は1日花で毎朝順番に開花していき、夕方になるとしぼんでしまいますが、天神島では7月から8月にかけて毎日のように見ることができます。
三浦半島日和ということばがありますが、ハマカンゾウが咲くその日が三浦半島日和なのでしょう。
折をみて三浦半島の天神島に足を運んでみませんか。
ハマユウと同じく暖かな地域を好む植物で、神奈川県が自生の北限といわれています。
花は1日花で毎朝順番に開花していき、夕方になるとしぼんでしまいますが、天神島では7月から8月にかけて毎日のように見ることができます。
三浦半島日和ということばがありますが、ハマカンゾウが咲くその日が三浦半島日和なのでしょう。
折をみて三浦半島の天神島に足を運んでみませんか。