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伊勢原比々多地区の誉れ「三之宮比々多神社・ヒマワリ畑・銘菓」【花のコラム】

伊勢原比々多地区の誉れ「三之宮比々多神社・ヒマワリ畑・銘菓」【花のコラム】

神奈川県内一の古墳密集地と知られる三ノ宮比々多地区は、古代文化発祥の地とも言われ、大和政権が関与していたといわれるのどかな時間が流れる場所です。
今回は、この地を紹介させて頂きます。


■紹介するスポット
三之宮比々多神社・串橋のヒマワリ畑・新店本店

※本コラムは、かながわガイド協議会構成団体である「NPO法人 神奈川歴遊クラブ」より寄稿いただきました。

「三之宮比々多神社」と「夏詣御朱印帳」

三之宮比々多神社は、相模国の延喜式内社十三社の一社。
ご祭神は豊斟野尊(トヨクモヌノミコト)で国土創造の神を祀っています。
酒解神(サカトキノカミ)も合祀していますので、酒造りの神としても酒造家の間で崇敬されてきました。
創建の年代ははっきりしませんが、大和朝廷の支配がこの地に及んだ四世紀の終わり頃ではないかと言われています。
宮司が私財を投じて建てた「三之宮郷土博物館」には、付近の古墳群などから出土した数多くの貴重な文化財が収蔵されており、中でも「単竜環頭大刀柄頭(たんりゅうかんとうたちつかがしら)」は、この地と大和政権とのつながりを示す逸品です。(「県立歴史博物館」にレプリカが展示されています。)

相模国の安泰と繫栄を祈念する「国府祭(こうのまち)」の座問答では仲裁の労を取り、平安時代には「冠大明神」の神号を授かり相模の総社として繁栄。
鎌倉時代には源頼朝が、妻政子の安産祈願に神馬を奉納しました。
毎年4月22日の例祭には、きらびやかな神輿を担ぎカラクリ人形を乗せた3基の山車がそれぞれの区域を練り歩き、境内裏では植木市も賑やかに開かれます。

ヒマワリ畑と田園風景と赤い電車のコラボレーションです

小田急線沿いの畑に、生き生きと咲くヒマワリ畑を楽しむため、多くの人々が訪れる場所があります。
見事に咲いているヒマワリ畑の片隅には、観賞用の赤い井桁の見晴台もありますよ。
比々多観光振興会「串橋ひまわりの会」の有志が、休耕田を活用した地域社会の活性化を目指し、平成29年(2017)からヒマワリを植え始めたそうです。
このヒマワリの品種は「ひまわり」に情熱を注いだ画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホにちなんで命名された「ビンセントオレンジ種」。
ヒマワリ畑の後方には大山が高くそびえ、大空に仰ぎ咲くヒマワリの上を「しらさぎ」がゆったりと舞う美しい田園風景。
その中を赤い電車が走る情景は、写真愛好家や笑顔の親子連れを引きつけ、コラボレーションとなって人々に感銘を与えています。

伊勢原とのご縁のある銘菓三品です

大正5年(1916)創業である「新店(しんみせ)」は、地元に愛されている和菓子店。
市の花であり、伊勢原ゆかりの「太田道灌家の家紋」である桔梗にちなんで命名された「ききょう最中」は、小豆あんが絶品で神奈川県指定銘菓です。
「道灌まんじゅう」や市のイメージキャラクタークルリンの焼き印が押された「クルリンどら焼」も大変美味しく、おすすめ。平成11年(1999)に明治神宮のご神前に「ききょう最中」を献納し、「奉献銘菓彰」を授与されました。
ご当主のお話しによると、「神宮内において、白装束と白布マスクに着替え、ききょう最中を作らせて頂き緊張しました」とのことでした。

【新店(しんみせ)本店:神奈川県伊勢原市神戸597 TEL:0463-95-1600】

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