円錐形の銀杏並木から都会のオアシスへ‼【歴旅コラム】
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メインストリート 富士見通り
川崎駅から徒歩5分、戦災の焼け野原から復興を遂げた川崎のメインストリート、国道132号富士見通りをご紹介します。
円錐形に揃う銀杏並木が約1キロ、特に富士見公園(徒歩15分)までの街路樹に欅が加わり緑のトンネルが続きます。夏には新緑の木陰となり、晩秋の黄金色に輝く並木道には特に目を奪われます。
円錐形に揃う銀杏並木が約1キロ、特に富士見公園(徒歩15分)までの街路樹に欅が加わり緑のトンネルが続きます。夏には新緑の木陰となり、晩秋の黄金色に輝く並木道には特に目を奪われます。
富士見通りに入る前に、歴史を感じる旧東海道(川崎宿中心)を超え、「鎮守の森」~稲毛神社で川崎のヒストリーを探すのもお薦めです。
8車線の国道を跨ぐ歩道橋「川崎ハローブリッジ」(日本初の四隅エレベーター付き歩道橋)からは視界が大きく開け、歴史と発展する未来の躍動を感じます。夕暮れの茜色に照り映える景色はお勧めのビューポイント!
千年の大銀杏
千年の御神木 大銀杏
稲毛神社境内のパワースポット「千年の大銀杏」の息吹を感じてみるのも良いかもしれません。根元のまわりには十二支巡りがあり、自分の干支のところで拝むと願いが叶うとか。平安時代にこの地を領有していた河崎氏の、堀を巡らせるほどの館跡に山王社が建てられ(明治より稲毛神社と改称)、この地域の鎮守の森として親しまれています。境内や参道の木々は保存樹林に指定され、国道15号中央分離帯の樹木と共に環境緑化を深めています。富士見公園
いよいよ、お薦め最大のスポット、花と木々と広場に囲まれた「富士見公園」です。昭和15年(1940年)川崎市初の都市公園として開園しました。戦後、川崎市都市計画復興土地区画整理事業として昭和22年(1947年)から整備され、現在まで変遷を遂げています。市民が緑に触れあう、花や野菜、米作りの「はぐくみの里」コミュニティ広場が穴場です。リニューアルされた「富士通スタジアム川崎(旧川崎球場)」は、地域イベントや障がい者スポーツなど、幅広い年齢層の方でも楽しめる総合球技場として親しまれています。近年はアメリカンフットボールのメッカとして訪れる方が増えています。
カルッツかわさき
北側には、桜に彩られた相撲場やテニスコート、スポーツ施設とコンサートホール(2000席)を兼ね備えた川崎市スポーツ・文化総合センター「カルッツかわさき」(旧川崎市体育館)があり、本格的なクラシック音楽会や地域教育の発表会など和洋の芸術が楽しめます。
記事提供:NPO法人 かわさき歴史ガイド協会
(記事公開日:2020/12/18)