横浜金沢の地元グルメ【歴旅コラム】
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アナゴ丼
金沢シーサイドライン「海の公園柴口駅」下車徒歩5分、あるいは「八景島駅」下車徒歩6分の柴漁港内に、食堂「小柴のどんぶりや」があります。江戸前(東京湾)は昔から最良の漁場で、生きのよい魚が水揚げされます。柴漁港では、以前は鮨ネタのシャコが多く獲れましたが、最近ではアナゴ漁が盛んに行われています。
この店には約30のテーブル席があり、港に揚がった旬の魚が味わえます。中でも一押しメニューは「アナゴ天丼」で、食器からはみ出す大きな江戸前アナゴの天ぷらが載ったボリューム満点の一品です。
これと甲乙つけがたいのが、ふっくら炊いたアナゴが絶品の「煮アナゴ丼」や「煮アナゴ定食」です。これらは限定品で売り切れ間違いなしです。毎週金、土、日祝日の11時から14時までオープンしていますが、売り切れしだい閉店します。潮風に吹かれて、揚げたての天丼をお楽しみください。
本格ドイツソーセージ・自家製ハム
京浜急行「金沢文庫駅」西口から、笹下釜利谷道路沿いに徒歩約10分の処に、おいしいドイツ伝統のソーセージ・自家製ハムの店「Wurst(ブルスト:ドイツ語でソーセージ)」があります。オーナーは、地域の店舗同士や生産者とのつながりを大切にし、地産地消の味を作ることに力を入れています。例えば近隣の農家の生産するシイタケを使用した、「シイタケリヨナー」があります。
店頭には約30種類のソーセージ・ハムが 並んでいます。ブロック状のものはその場でスライスしてもらえます。取材中に、金沢区在住で京都出身の女性がお気に入りのハムを買っていました。客の作りたい料理や要望にあわせて、商品や料理法を紹介してもらえるのが嬉しい。食事やアルコールとともに、焼いても煮込んでもおいしく食感も抜群の、本場のドイツソーセージの味を楽しむことができます。
本格的クラフトビール
クラフトビールとは「地域密着型の小規模な醸造所で造られるビール」と説明されることが多く、 品質が重視されていること、種類が豊富で、多様な個性あふれる味や香りが楽しめるビールです。醸造家のより良い品質の向上を目指し、よりおいしいビールを造ろうという、情熱が感じられるビールです。
そんなビールを飲めるのが、京浜急行「金沢文庫駅」西口から徒歩2、3分の処にある、「南横浜ビール研究所」です。1階入口奥が醸造所、2階が店舗で所長(製造責任者)が店に立っています。カウンター席と畳に卓袱台席があり、芳醇で濃厚な味わいと飲み応えが特徴の、5種類のエールビール(ペールエール、IPA、ヴァイツェン、アンバーエール、セッションIPA) の飲み比べができます。昨年には「ジャパン・グレートビア・アワーズ2020銀賞」等を獲得し、 その品質は高く評価されています。
記事提供:横濱金澤シティガイド協会
(記事公開日:2021/2/26)