古都・鎌倉で巡る五山探訪
三浦半島の付け根に位置する鎌倉は、三方を山に、一方を海に囲まれた天然の要塞です。鎌倉幕府初代将軍の源頼朝がここを拠点としたのは、地理的条件による理由が大きかったと言われています。
今回は、人気の観光スポットである鎌倉の「鎌倉五山」をご紹介します!
鎌倉五山って?
鎌倉五山(ござん)とは、室町幕府3代将軍・足利義満の時代に決定された、鎌倉にある臨済宗の5大寺院のこと。もともと「五山」とは中国の制度にならった禅宗寺院の格式を表したもので、鎌倉時代に北条氏が取り入れました。鎌倉五山も格式の高い順に順番が定められており、「建長寺」を筆頭に「円覚寺」「寿福寺」「浄智寺」「浄妙寺」と続きます。
寺院を巡りながら古の歴史に想いを馳せ、ゆったりとした時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。
寺院を巡りながら古の歴史に想いを馳せ、ゆったりとした時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。
第1位:無限の清風そよぐ寺! 人々を受け入れ安らぎを与えてくれる「建長寺」
「建長寺」は、鎌倉幕府5代執権北条時頼が蘭渓道隆を開祖として創建した、日本で最初の禅寺。
「その門をくぐることによってあらゆる執着心から解き放たれる」と言われる「三門(さんもん)」をくぐると、自然と背筋が伸びます。境内にある「建長寺のビャクシン」は樹齢760年にもなるのだそう。かながわの名木100選にも指定されています。
また、国重要文化財「法堂(はっとう)」では、天井に描かれた大迫力の「雲龍図」に圧倒されること間違いなし!実際に法堂の中に入ると、眼光鋭い龍に雲の上から見下ろされているようで、金縛りにあって身動きできなくなってしまうような感覚に。
「その門をくぐることによってあらゆる執着心から解き放たれる」と言われる「三門(さんもん)」をくぐると、自然と背筋が伸びます。境内にある「建長寺のビャクシン」は樹齢760年にもなるのだそう。かながわの名木100選にも指定されています。
また、国重要文化財「法堂(はっとう)」では、天井に描かれた大迫力の「雲龍図」に圧倒されること間違いなし!実際に法堂の中に入ると、眼光鋭い龍に雲の上から見下ろされているようで、金縛りにあって身動きできなくなってしまうような感覚に。
第2位:北鎌倉駅の目の前! 鎌倉五山を巡る出発地点「円覚寺」
続いてご紹介するのは「円覚寺」。横須賀線・北鎌倉駅を降りるとすぐ、総門を抜け階段を上ると立派な山門が出迎えてくれます。
蒙古襲来による戦死者を弔うため、無学祖元を開祖として鎌倉幕府8代執権北条時宗が1282年に創建したのが円覚寺。国宝に指定されている「舎利殿(しゃりでん)」は「佛牙舎利(ぶつげしゃり)」というお釈迦様の歯が祀られており、日本最古の禅寺様式の建築と言われています。また、北条時宗の子である北条貞時が国家安泰を祈願して寄進した「洪鐘(おおがね)」は関東最大!思わず圧倒されます。
駅から近くアクセスが良いので、円覚寺から五山巡りをスタートするのもおすすめです。
蒙古襲来による戦死者を弔うため、無学祖元を開祖として鎌倉幕府8代執権北条時宗が1282年に創建したのが円覚寺。国宝に指定されている「舎利殿(しゃりでん)」は「佛牙舎利(ぶつげしゃり)」というお釈迦様の歯が祀られており、日本最古の禅寺様式の建築と言われています。また、北条時宗の子である北条貞時が国家安泰を祈願して寄進した「洪鐘(おおがね)」は関東最大!思わず圧倒されます。
駅から近くアクセスが良いので、円覚寺から五山巡りをスタートするのもおすすめです。
第3位:地元住民に愛される趣ある「寿福寺」
「鎌倉七切通」のひとつ「亀ケ谷坂切通」を抜け、約10分ほど歩くと見えてくるのが寿福寺の総門です。門前の石柱には寺号である「壽福金剛禅寺」が刻まれているので、目印にしてみて。
大通りから一歩脇道へ入るだけでそこはもう別世界。小鳥のさえずりが聞こえ、かわいいリスも姿を見せてくれるかも⁉
総門から仏殿までは約300mの参道が続きます。趣のある石畳の参道は大変美しく、この道を通るだけでも訪れる価値があるでしょう。
また、鎌倉の隠れた紅葉の名所でもあり秋になれば一層美しい景色も見られます。
大通りから一歩脇道へ入るだけでそこはもう別世界。小鳥のさえずりが聞こえ、かわいいリスも姿を見せてくれるかも⁉
総門から仏殿までは約300mの参道が続きます。趣のある石畳の参道は大変美しく、この道を通るだけでも訪れる価値があるでしょう。
また、鎌倉の隠れた紅葉の名所でもあり秋になれば一層美しい景色も見られます。
Column
鎌倉彫資料館にちょっと寄り道
鎌倉五山をめぐる旅も少し休憩。鎌倉彫資料館に寄り道してみましょう。資料館内にあるレストラン「カフェ倶利」では、かながわの名産100選のひとつ「鎌倉彫」の器でランチをいただけます!
第4位:静寂の中に建つ「浄智寺」
「浄智寺」は、鎌倉幕府5代執権北条時頼の三男である北条宗政が亡くなり、その菩提を弔うために創建されたお寺です。
通りから少し奥まった場所にあるので、目印となる石碑と案内板を見落とさないようにご注意ください。案内板から300mほど進むと、浄智寺のシンボルである「鐘楼門(しょうろうもん)」が。1679年に鋳造された鐘が2階に掛かっている大変珍しい造りで、大晦日には先着順で108人が除夜の鐘をつくのだそう!
※詳細はお寺の公式サイトをご確認ください。
通りから少し奥まった場所にあるので、目印となる石碑と案内板を見落とさないようにご注意ください。案内板から300mほど進むと、浄智寺のシンボルである「鐘楼門(しょうろうもん)」が。1679年に鋳造された鐘が2階に掛かっている大変珍しい造りで、大晦日には先着順で108人が除夜の鐘をつくのだそう!
※詳細はお寺の公式サイトをご確認ください。
第5位:歴史の奥深さが味わえる「浄妙寺」
Column
お寺の中に洋館が出現!?庭園がきれいな石窯ガーデンテラス
境内を抜けて坂道を上がっていくと突如としてポツンと洋館が見えてきます。レストランの名前は石窯ガーデンテラス。和洋折衷の雰囲気の中、イングリッシュガーデンを前に本格的なお食事をいただけるスポットです。
鎌倉五山を地図で見る
<鎌倉五山一覧>
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