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花薫る宝蔵院の椿と入江川せせらぎ緑道の桜と馬場花木園の花暦【花のコラム】

花薫る宝蔵院の椿と入江川せせらぎ緑道の桜と馬場花木園の花暦【花のコラム】

鶴見区内の南西部(神奈川区に隣接する位置)に佇む「宝蔵院」は、鎌倉以前からある名刹。今回は、宝蔵院から全長1.5kmの「入江川せせらぎ緑道」を通り、四季折々の花が咲く和風の風致公園「馬場花木園(ばばかぼくえん)」へ至る散策コースを紹介します。

■紹介するスポット
横浜市鶴見区東寺尾と馬場周辺の宝蔵院・入江川せせらぎ緑道・馬場花木園

※本コラムは、かながわガイド協議会構成団体である「鶴見みどころガイドの会」より寄稿いただきました。

愛宕山宝蔵院延命寺

鶴見駅西口から市営バス38系統鶴見駅循環バスに揺られて約15分。寺尾小学校前で下車すると、徒歩で3分の所に宝蔵院があります。宝蔵院は鎌倉以前に出来たといわれる名刹です。境内にある椿の木はかながわ名木100選で横浜市の名木古木にも指定されており、3月末から4月末にかけて咲く源平五色のツバキと呼ばれています。その他にもモミの木の一枚板で出来た山門の扉や裏山より湧き出る延命水など多くの見どころが。墓地には江戸時代に105歳まで生きた寺尾稲荷の神官、友野義全の長命を祝って建てられた「寿(壽)」が鏡文字で彫られたお墓も。是非とも立ち寄って頂きたいお寺です。

入江川せせらぎ緑道

宝蔵院を出てバス通りを200mほど歩き、向谷交番の交差点を渡って交番横の道を入ると入江川せせらぎ緑道に出ます。この緑道は人工の遊歩道ですが、自然に近い形で作られて下水処理した水が流れていて、建設大臣賞(当時)「甦る水100選」として選ばれています。より自然に近くするため石を積み上げて作られた小川です。下水処理により綺麗な水が流れてザリガニや小魚・鯉などが泳いでおり、歩道には四季の山野草が咲き楽しむことが出来ます。4月には桜のトンネルが、6月には紫陽花が咲く憩いの遊歩道です。

馬場花木園

入江川せせらぎ緑道を出て500m、約8分程の所に馬場花木園が有ります。散策にちょうどよい広さの花木園は緑豊かな和風の風致公園で、横浜市緑の協会が管理運営している無料の公園です。中央に池を配した園内には茶室もあり、茶会や俳句の会和楽器の演奏などのイベントも催されます。周りには竹林や山野草・サクラ・ハス・モミジ・ウメが咲き、四季の花々と風情が楽しめます。遠方からも人が訪れる場所で、静寂に包まれた心の休まる空間です。休日は芝生に座りお弁当を広げている家族連れなどを見かける公園です。

馬場花木園古民家

園内の古民家「旧藤本家住宅」は、旧藤本家の住宅であった古民家が横浜市に売却されて2016年に「特定景観形成歴史的建造物」に認定されたことを受け、耐震工事などの改修工事が進められ2019年11月23日に改修オープンした建物です。イベントの時や冬場は居間の囲炉裏の薪に火が入り見学者を楽しませてくれます。茅葺屋根は虫よけにもなり、園長のいる時にはお願いすれば古民家の説明もして頂けるそうです。

近隣の見どころとして馬場の赤門

馬場の花木園から3分程の所に江戸時代の四ケ村の総代名主であった澤野家の名主門があります。主屋は既にありませんが江戸時代に名字帯刀を許された事で紅殻塗りをした門だけが残っています。東大の赤門で知られる加賀100万石の大名と同じ紅殻塗の門です。年一度の赤門祭りの時に門が開門します。
帰りは水道道にでて臨港バスで鶴見駅か菊名駅に、また市営バスでも菊名駅・新横浜駅・横浜駅・鶴見駅に出ることが出来、交通の便は大変良いです。

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