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坂東33観音第6番札所「飯山観音のサクラ」【花のコラム】

坂東33観音第6番札所「飯山観音のサクラ」【花のコラム】

「かながわの景勝50選」にも選ばれた観光地である、飯山観音付近の「飯山白山森林公園」一帯では、ソメイヨシノやヤマザクラ等、約3,000本のサクラが咲き乱れます。

■紹介するスポット
さくらの名所「飯山観音」

※本コラムは、かながわガイド協議会構成団体である「あつぎ観光ボランティアガイド協会」より寄稿いただきました。

飯山観音の歴史

飯山観音(長谷寺)は高野山真言宗の寺院で、坂東33観音霊場の第6番札所で知られ「飯山観音」の名で親しまれています。奈良時代の神亀二年(725年)に行基菩薩により創建され、大同二年(807年)弘法大師が教場とした事から、領主の飯山権大夫が伽藍(がらん)を建立したと伝わります。源頼朝が建立させた観音堂には十一面観世音菩薩が安置され、行基が手彫りの胎内仏として納められています。

飯山観音・白山森林公園のサクラ

飯山白山森林公園は飯山観音の裏山に位置するおよそ横浜スタジアム3個分ほどの自然公園。「かながわの景勝50選」に選ばれた名所としても有名で、庫裡橋から飯山白山森林公園へと続く約600mの飯山観音参道に咲く約3,000本の満開の桜が、春の訪れを告げてくれます。公園内には、白山を巡る「白山ハイキングコース」や七沢の順礼峠につながる「白山順礼峠ハイキングコース」などが整備されており、園内の飯山観音長谷寺から20分程で白山展望台に到着。晴れた視界のいい日には、北東方面は筑波山や東京スカイツリー、東は横浜ランドマークタワーや房総半島、南東は江の島、南は大島や利島などを見えて眺望抜群です。春のサクラをはじめ新緑や紅葉など四季を通じて楽しめます。

飯山観音境内のサクラ

飯山観音(長谷寺)境内全域には約2,200本のソメイヨシノが植えられており、古くより花の名所として知られています。厚木近郊の人にとって「飯山観音といえばサクラ・サクラと言えば飯山観音」と言えるほど有名です。また境内にはサクラと共にヤブツバキの木も多く、ソメイヨシノと美しさを競う光景は見ごたえがあります。

飯山白山森林公園の「桜の広場」

1年を通して多くの人々が訪れるような場所になればとの思いで、厚木市が2018年度に「飯山白山森林公園桜の広場周辺整備構想」を立案。構想に基づき整備を進め、新たな観光拠点になるように、令和4年(2020年)3月に桜の広場がリニューアルオープンしました。広場内を散策する歩道があり、子供向けの遊具・健康遊具、ベンチやテーブルが設置されています。散策路にはソメイヨシノやヒガンザクラ、カンヒザクラ等の開花時期の違うサクラやシャガ(アヤメ科)やアジサイの花木、モミジ等が植えられおり四季折々の花が楽しめます。

あつぎ飯山桜まつり

例年の3月下旬から4月上旬に「あつぎ飯山桜まつり」が開催されます。メイン会場は飯山白山森林公園桜の広場で、メインステージや桜の広場内で各種催物などが開催されます。令和6年度(第60回)の桜まつりは、小鮎中学校吹奏楽部の演奏、お茶処の出店、大道芸パフォーマンスの他に、芸妓踊り ・さくら輿や白龍太鼓・白龍の舞で賑わいました。また、第60回記念事業として桜の植樹と厚木ダンスレジェンド「三丸大サーカス」の招待やダンスショーケースが開催されました。期間中の夜、桜の広場と飯山観音大門参道の間では、午後6時から8時までサクラが幻想的に輝く夜桜のライトアップが行われました。

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