小田原 おススメ「蜜柑」【歴旅コラム】
小田原の蜜柑
県内各地のスイーツ銘菓や和菓子は数限りなくあるでしょう。小田原にもアンパン、大福、最中、ういろう、各種ケーキ、色とりどりの和菓子の製造や販売店はたくさんあります。ここで個々の店と商品を紹介しても目移りするだけ。そこで今回は趣向を変えて、様々な商品に含まれている、あるいは加工して利用されている「蜜柑」に焦点をしぼってみました。
小田原では主に、早川・片浦地区、久野地区、国府津・下中地区の3地域で蜜柑が栽培されています。それぞれの産出地域により、微妙に甘さや酸っぱさのバランスが違うようです。小田原で栽培されている蜜柑の種類をざっと並べてみますと、「大津、青島、ポンカン、ネーブル、清見、ゴールデンオレンジ、セミノール、甘夏、ニューサマーオレンジ、バレンシアオレンジ、レモン、湘南ゴールド、その他にハウス、早生」など、最近は一年中何らかの蜜柑が収穫できているようです。
小田原では主に、早川・片浦地区、久野地区、国府津・下中地区の3地域で蜜柑が栽培されています。それぞれの産出地域により、微妙に甘さや酸っぱさのバランスが違うようです。小田原で栽培されている蜜柑の種類をざっと並べてみますと、「大津、青島、ポンカン、ネーブル、清見、ゴールデンオレンジ、セミノール、甘夏、ニューサマーオレンジ、バレンシアオレンジ、レモン、湘南ゴールド、その他にハウス、早生」など、最近は一年中何らかの蜜柑が収穫できているようです。
その中で最近私が特に好きになった二つの蜜柑を紹介します。なお写真は私が片浦の農道を歩いているときに偶然出会った猿の一行です。遠巻きにして知らんぷりして通り過ぎました。蜜柑はサルたちにも狙われているんですね。
片浦レモン
温暖な気候と海に面した地形、水はけのよい土壌と太陽に恵まれた小田原では、古くから柑橘類が生産されてきました。温州蜜柑があまりに有名ですが、根府川周辺の片浦地区では、30年前からレモンが栽培されています。
農薬使用を極力抑えて育て、皮から実まで余すことなく味わえるとして注目されているのが、「片浦レモン」です。飲み物やスイーツに入れたり、調味料代わりに使ったりと、楽しみ方も広がっています。私のお勧めは、12月初めに収穫した黄色くなる前の青いレモン、これを飲み物(ハイボールが最高)にギュッと絞ると、もうたまらない美味しさになります。ハイボールには片浦レモン、これ、私の定番です。
農薬使用を極力抑えて育て、皮から実まで余すことなく味わえるとして注目されているのが、「片浦レモン」です。飲み物やスイーツに入れたり、調味料代わりに使ったりと、楽しみ方も広がっています。私のお勧めは、12月初めに収穫した黄色くなる前の青いレモン、これを飲み物(ハイボールが最高)にギュッと絞ると、もうたまらない美味しさになります。ハイボールには片浦レモン、これ、私の定番です。
さてそんな片浦レモンですが、様々な商品として開発されていますので一部を紹介します。片浦レモンを利用した製品には片浦レモンサイダー、生ようかん、ドロップ、ジェラート、などが市販されています。
湘南ゴールド
神奈川県が、12年の歳月をかけて開発した柑橘類であり、「ゴールデンオレンジ」と「今村温州」を掛け合わせたのが「湘南ゴールド」で、「かながわブランド」に選ばれている蜜柑です。
その生産は小田原市を中心にスタートしました。最初の出荷は2006年ですが、いまでは神奈川県西部の、2市8町(小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町)で、少しずつ時期をずらしながら、3月上旬から4月下旬にかけての約2ヵ月、安定的に出回るようになりました。
その生産は小田原市を中心にスタートしました。最初の出荷は2006年ですが、いまでは神奈川県西部の、2市8町(小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町)で、少しずつ時期をずらしながら、3月上旬から4月下旬にかけての約2ヵ月、安定的に出回るようになりました。
果実はやや小さめですが、その清涼感と十分な糖度があり味が良く、爽やかな黄色は印象的で新感覚の香りを誘います。その香りの爽快感、こんなに香りのよい蜜柑は初めてだという感慨に浸った記憶が蘇ります。
糖度があるのでお酒には向かないと思いますが、各種料理に振りかけると、その香りで料理のうまさが倍増します。香りと爽やかさのために様々な商品として開発されています。例えば、湘南ゴールドワイン、アイス、ジャム、こんにゃく、大福、ロール、パウンド、ナパージュケーキ、グミ、寒天、ゼリー、タルト、ソフトクリーム、ドロップ、羊羹、等々、まだまだ続々製品化されております。
記事提供:NPO法人 小田原ガイド協会
(記事公開日:2021/2/26)